探検ファクトリー交通安全のための仕掛けの数々が!道路標識・路面標示工場
令和5年7月8日放送 NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家)
神奈川・川崎市の道路標識工場に潜入!
道路標識は私たちの日常生活で見かけるものですが、実際にどのように作られているのかご存知ですか?今日は神奈川県川崎市にある道路標識の工場を見学してきました。
この工場は国や自治体からの依頼を受けて道路標識を製造しており、ミュージアムには私たちにとってお馴染みの標識が並んでいました。
驚いたことに、道路標識に使われているのは強度に優れたアルミ合板なのです。
これは耐候性にも優れているため、長期間にわたって使用されることができます。
一方、現在のデザインに改定されたのは1963年だそうです。
当時、東京五輪を見据えて「止まれ」という看板に英字表記が加わったのです。
道路標識の製造工程は手作業が中心で、その技術は習得までになんと2年もかかるそうです。
まず、水性ペンを使って下書きをし、それからシートを手作業で切り抜きます。
そして、シートの上に貼るシールを一つずつ貼り付けていくのです。
一見、簡単そうに見えますが、実はとても素早い作業なのです。
手作業で作られる道路標識の魅力
この工場で見学した道路標識の製造工程に感動しました。
手作業で一つずつ作られていく様子は、職人の技術と丁寧さを感じさせてくれます。
道路標識は私たちの交通の安全を守る大切な役割を果たしていますが、その製造には多くの人の手間と時間を必要とすることが分かりました。
また、道路標識のデザインは1963年から改定されていないということで驚きました。
それだけ、当時のデザインが優れているのでしょう。
そして、東京五輪を見越して英字表記が加わったというエピソードには、歴史を感じずにはいられませんでした。
道路標識から見える技術の進化
道路標識といえば、昔から変わらないイメージを持っていましたが、実は製造技術は進化し続けているのだと知りました。
耐久性や可視性を向上させるために、材料や塗装技術にも工夫が凝らされているそうです。
今後も、さまざまな新たな技術が導入されることで、より安全で使いやすい道路標識が生まれるかもしれません。
私たちが当たり前に使っている道路標識にも、職人の技術や技術者の努力がたくさん詰まっていることを改めて感じました。