Ubuntu mysql server Fatal error: Illegal or unknown default time zone ‘Asia/Tokyo’ sudo systemctl restart mysql でエラーがでるとき。
その1
sudo systemctl status mysql.service
システムログの確認
Journalctlを使用してより詳細なエラーメッセージを確認します。
これにより、問題の原因を特定する手がかりが得られるかもしれません。
MySQLのログファイルを確認して、より詳細なエラーメッセージを探し、問題の原因を特定することが重要です。ログファイルは通常、/var/log/mysql/error.logにあります。
MySQLサーバーが起動に失敗している原因は、「Asia/Tokyo」というタイムゾーンが認識されない場合。
解決策
この問題を解決するためには、MySQLに’Tokyo’タイムゾーンを認識させる必要があります。以下の手順を実行してください。
ステップ1: タイムゾーン情報のインポート
MySQLのタイムゾーン情報は、システムのタイムゾーンデータベースからMySQLのデータベースにインポートする必要があります。
これを行うには、まずMySQLサーバーがタイムゾーン情報を格納するためのテーブルが存在するかどうかを確認し、必要に応じてこれらのテーブルを作成します。
mysql_tzinfo_to_sql /usr/share/zoneinfo | mysql -u root -p mysql
このコマンドは、システムのタイムゾーン情報(/usr/share/zoneinfo)を読み込み、それをMySQLにインポートします。
このコマンドを実行する際には、適切なMySQLのルートパスワードを入力する必要があります。
ステップ2: MySQLの設定変更
MySQLの設定ファイルを編集して、タイムゾーンを明示的に設定します。MySQLの設定ファイルは一般的に/etc/mysql/my.cnfやそのサブディレクトリにあります。このファイルを編集し、以下の行を[mysqld]セクションに追加または変更してください。
ini
[mysqld] default-time-zone = ‘Asia/Tokyo’
ステップ3: MySQLサーバーの再起動
sudo systemctl restart mysql
その2
これらの手順により、MySQLサーバーが’Tokyo’タイムゾーンを認識し、以前のエラーなしに起動するはずです。
もし依然として問題が発生する場合は、設定ファイルの変更が正しく行われているか、または他の設定が問題を引き起こしていないかを確認してください。
ステップ1: MySQLサービスの状態確認
まず、エラーの詳細を確認するためにMySQLサービスの状態を確認します。
sudo systemctl status mysql.service
ステップ2: システムログの確認
次に、journalctlを使用してより詳細なエラーメッセージを確認します。これにより、問題の原因を特定する手がかりが得られるかもしれません。
journalctl -xeu mysql.service
ステップ3: MySQL設定の確認
もし上記のログから具体的なエラー原因が明確でない場合、/etc/mysql/my.cnfファイルまたはその他の設定ファイルに追加したdefault-time-zoneの設定を一時的にコメントアウトしてみてください。
#[mysqld] #default-time-zone = ‘Asia/Tokyo’
その後、MySQLサービスを再起動してみてください。
sudo systemctl restart mysql
ステップ4: タイムゾーンの設定方法の再考
もしMySQLが’Asia/Tokyo’タイムゾーン設定で起動に失敗する場合、システム上でこのタイムゾーンが正しく認識されているか、またはタイムゾーン情報がMySQLに正しくインポートされているかを再確認してください。
MySQLがタイムゾーン情報を認識できるようにするためには、システムのタイムゾーンデータをMySQLのタイムゾーンテーブルにインポートする必要があります。この作業は以前のステップで実行しましたが、エラーメッセージやサーバーの状態を再確認して、このプロセスが正しく完了していることを確認してください。
ステップ5: MySQLのエラーログの確認
最後に、MySQLのエラーログを確認して、設定変更後に発生した具体的なエラーを確認します。
sudo cat /var/log/mysql/error.log
このログファイルには、MySQLサーバーの起動に失敗した具体的な原因が記録されている可能性があります。ログに記載されているエラーメッセージを基に、問題の解決策を探してください。
その3
もし問題が解決しない場合は、設定の変更を一つずつ元に戻してみるか、設定変更の影響を受ける可能性のある他の項目を確認してください。また、MySQLの公式ドキュメントやコミュニティフォーラムで類似の問題に関する情報を検索することも有効です。
default-time-zone = ‘Asia/Tokyo’ の設定が原因でMySQLが起動に失敗する場合、問題を解決するために別のアプローチを試みる必要があります。以下に、確認しながら進めるためのステップを示します。
ステップ1: タイムゾーンテーブルの確認
MySQLが Asia/Tokyo というタイムゾーンを認識できるようにする前に、MySQLのタイムゾーンテーブルに適切なデータが含まれていることを確認する必要があります。
- MySQLサーバーにログインします。mysql -u root -p
- タイムゾーンテーブルに Asia/Tokyo が含まれているかを確認します。SELECT * FROM mysql.time_zone_name WHERE Name = ‘Asia/Tokyo’;
このクエリの結果が空であれば、タイムゾーン情報がデータベースにインポートされていないことを意味します。
ステップ2: タイムゾーン情報のインポート
タイムゾーンテーブルが空の場合、または Asia/Tokyo が見つからない場合は、システムのタイムゾーンデータをMySQLにインポートする必要があります。
sudo mysql_tzinfo_to_sql /usr/share/zoneinfo | sudo mysql -u root -p mysql
このコマンドはシステムのタイムゾーン情報をMySQLデータベースにインポートします。エラーが発生しないことを確認してください。
ステップ3: MySQLの設定変更
タイムゾーン情報が正しくインポートされたことを確認した後、MySQLの設定を直接変更する代わりに、サーバー起動時またはクライアント接続時にタイムゾーンを設定する方法を検討します。
- サーバー起動時: MySQLサーバーを起動する際に、コマンドラインオプションでタイムゾーンを指定する方法があります。これは一般的にはサービスファイルや起動スクリプトを編集して行いますが、直接的な方法としては推奨されません。
- クライアント接続時: アプリケーションやスクリプトからMySQLに接続する際に、セッションのタイムゾーンを設定することができます。例えば、PHPやPythonなどのプログラムから接続する際にタイムゾーンを指定することが可能です。
ステップ4: タイムゾーンの動的設定
アプリケーションがMySQLに接続した直後に、次のSQLコマンドを実行してセッションのタイムゾーンを設定することもできます。
sql
SET time_zone = ‘Asia/Tokyo’;
この方法を使用すれば、MySQLサーバー自体の設定を変更せずに、アプリケーションレベルでタイムゾーンを制御することが可能です。
注意点
- タイムゾーン情報のインポート後にも default-time-zone = ‘Asia/Tokyo’ 設定でエラーが発生する場合は、MySQLサーバーのログファイルを再度確認して、エラーの詳細情報を見つけてください。
- MySQLの設定やタイムゾーンの扱いに関しては、使用しているMySQLのバージョンによって挙動が異なる場合があるため、公式のドキュメントを参照することが重要です。