探検ファクトリー「鉛筆の製造工程：手間暇かけた技術の奇跡」

探検ファクトリー小学校入学から大人のアートまで東京・鉛筆愛があふれる工場

令和５年4月29日放送　　NHK総合
すっちー礼二（中川家）剛（中川家）

東京・葛飾区にある鉛筆工場を訪れた一行。
鉛筆の製造には手間暇がかかることを知っていますか？かつては馬車で木材を運んで発展したこの工場は、木材基地と荒川沿いにありました。

たとえば、鉛筆によく使われる「B」という記号は「ブラック」を意味し、芯の濃さを示します。

「H」は「ハード」を表し、芯の硬さを示します。
「F」は「ファーム」を表し、中間の硬さを持つ芯を指します。
小学生から作曲家まで、鉛筆は様々な用途に使われていることが分かりますね。

鉛筆の製造には木材の加工が欠かせません。
木材は「ゆでる」ことで細胞を壊し、削りやすくなるように加工されます。
芯の材料は黒鉛と粘土ですが、高温で焼かれた後に「揚げられ」ます。

この揚げる作業によって、芯の強度と滑らかさが増すのです。
季節によって芯の特性が変化するため、カッターの微調整が不可欠とのことです。

鉛筆は触り心地が重要ですよね。

そのため、製造工程では芯を挟んだ棒状の木を切り分けただけでなく、分速8000回転で削られることでさらに触り心地が良くなります。
これは工場の技術と経験によるものです。

鉛筆工場を訪れた一行は、木材の加工や芯の製造工程の手間暇に驚きました。

鉛筆一本一本に込められた技術と手作りの温かみを感じることができました。

ぜひあなたも手に取って、その素晴らしさを体感してみてください！