探検ファクトリー日本の音楽史とともに歩むギター工場いい響きの作り方とは?
令和5年6月16日放送 NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家)
アコースティックギター製造工場を訪れて
アコースティックギター製造工場を訪れた一行は、まるで楽器が展示されている博物館に迷い込んだような気分になりました。
工場内には2000万円を超えるピアノや、エフェクトをかけられる特別なアコースティックギターがズラリと並んでいました。
私たちは今回、創業者である山葉寅楠氏が大切にしていたギターの製造工程を見学することとなりました。
木材の乾燥と強度アップのための工程
アコースティックギターの本体部分は職人の手で一つ一つ手作りされています。
工場では、木材を乾燥させて耐久性を高めるための工程が行われています。
世界各地から集められたスプルースやローズウッドなどの木材は、含水率を9%に設定されています。
この状態で使用することで、ギターが割れることを防ぐことができます。
また、ギターの側板は熱湯でふやかしてから加圧され、曲げられるのです。
この工程は驚くべき技術の一つであり、ギターの形を作るために欠かすことのできない重要な工程となっています。
ブックマッチの技法と職人の技術
アコースティックギターの外見にも美しさがありますが、その美しさは職人の技術によって生み出されています。
本体の木材は、左右対称になるように「ブックマッチ」と呼ばれる技法を用いて貼り合わせられます。
これにより、ギター全体に統一感が生まれ、美しい模様が作り出されます。
この工場では、長い年月をかけて磨き上げられた職人たちが、一つ一つのギターに心を込めて作業をしています。
彼らの技術と情熱が、私たちに素晴らしい楽器を提供してくれているのだと実感しました。
まとめ
アコースティックギター製造工場の見学は、ギター愛好家にとっては夢のようなひと時でした。
職人の手によって作られるギターの製造工程や技法に触れることで、その素晴らしさと美しさを存分に味わうことができました。
木材の乾燥や曲げ技術、ブックマッチの技法など、ギター製造には様々な工夫と努力が込められています。
この工場のギターは、音楽を奏でるだけでなく、目にも美しい装飾品としても楽しむことができます。
ぜひ、この素晴らしい楽器を手に取ってみて、音楽の魅力と職人の技術に触れてみてください。
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