探検ファクトリー「石川・加賀市 漆器作りの伝統を現代に 樹脂食器工場」
令和5年1月21日放送 NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家)
プラスチックのイメージが変わる新プロジェクトが始動!
プラスチックと聞くと、どんなイメージを思い浮かべますか?軽くて丈夫、使い捨て、環境に悪いなど、さまざまなイメージがあるかもしれません。
しかし、今回ご紹介するプロジェクトは、そんなプラスチックのイメージを一新させる革新的な取り組みです!
このプロジェクトでは、木彫りで作った石膏を3Dスキャナーで計測し、それを元に金型を作る手法を用いています。
これにより、一点ものの風合いや質感をプラスチック製品にも生み出しているのです。
しかも、樹脂に杉の皮を混ぜるなど、自然素材を活用した製品も開発しています。
石川勤専務は「プラスチックは悪とされるイメージを覆したい」との思いで、アメリカにまで足を運んでいたのです。
このプロジェクトは、プラスチックの可能性を広げるだけでなく、環境にも配慮した取り組みです。
成型後の急速冷却を行うことで、仕上がりを不均一にしています。
これにより、均一な製品ではなく、個々に微妙な違いがあるアイテムが生まれるのです。
まさに、個性と環境への配慮が融合したプロダクトと言えるでしょう。
プラスチック製品に新たな価値を見いだす
プラスチック製品のイメージが変わるだけでなく、このプロジェクトはさまざまな意味で新たな価値をもたらしています。
まず、木彫りで作られた石膏を計測する手法は、デザイナーやクリエイターにとっても革新的なツールとなることでしょう。
これまでは、木の風合いや石膏の模様など、自然の美しさを再現するのは難しいものでしたが、この技術を使えば、簡単に再現できるのです。
また、環境に優しい素材を活用することで、廃棄されたプラスチックの量を減らす一助となります。
地球環境を守るために、私たち一人ひとりができることは何かを考える時代です。
このプロジェクトの取り組みは、私たちがプラスチックに対して持つイメージを変えるだけでなく、地球環境の未来への希望をも抱かせてくれるのです。