探検ファクトリー日本の音楽史とともに歩むギター工場いい響きの作り方とは?
令和5年6月16日放送 NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家)
アコースティックギター製造工場の魅力とは?
アコースティックギターの製造工場は、一体どんなところなのでしょうか?その内部で行われる工程を紹介しながら、ギター製作の醍醐味を探ってみましょう。
まず、ギターの音色を作り出す「響棒」というパーツについてです。
この響棒は表板の裏側に貼り付けられ、その配置や形状によってギターの音色が変化するのだとか。
職人の技術によって最適な状態に仕上げられるため、音の魅力を引き立てています。
さらに、製作過程では隅木を使って表板と側板をつなぎ、裏板を接着。
そして衝撃から守るためのバインディングを施し、最後に棹を入れます。
一つひとつの作業には釘を使わずに微調整が施され、地道な手作業が繰り返されています。
職人の技術と丹精込めた作業が、完成されたギターの耐久性と響きに繋がっているのです。
これらの工程を経てできあがったギターには、塗装と削り作業が何度も重ねられ、薄くて均一な層が形成されているのです。
そのピカピカと輝く本体は、職人の技術と時間を感じさせます。
さらに、細かいパーツを取り付け、弦を張り、厳しい検査を経て出荷されるのですが、この瞬間がギター工場の醍醐味なのかもしれません。
アコースティックギターの魅力を感じてみよう
アコースティックギター製造工場で作り上げられるギターには、職人の心血が注がれています。
その美しい響きや耐久性は、その工程によって生まれるのです。
出荷されたギターを手にすると、一体どんな感触があるのでしょうか?主人公の剛さんが「体にビーンってくる」と話すように、きっとその瞬間には感動が訪れるはずです。
しっかりと塗装され、均一な層を持つ本体。
整えられた細部のパーツ。
そして最後に弦が張られる瞬間。
その一本のギターには、職人たちの情熱が凝縮されているのです。
アコースティックギターに触れることで、剛さんのように「体にビーンってくる」感覚を味わってみたいものです。