探検ファクトリー「金沢 アイデアで現代に輝く 金箔(ぱく)工場」
令和5年1月20日放送 NHK総合
すっちー 礼二(中川家) 剛(中川家)
金箔工場の魅力に迫る
金箔工場を訪れている一行が目にした光景は、まさに芸術のようでした。
細かな作業の中に、技術と繊細さが溶け合っていて、一気に引き込まれてしまいました。
特に印象的だったのは、箔移しと呼ばれる作業です。
10000分の1ミリという驚くべき薄さの金箔を和紙に挟んでいく様子は、まさに神業としか言いようがありません。
そして、その緻密な作業を見事にこなすのはなんと女性の方々。
その繊細さに心を打たれました。
創業者の情熱と困難
金箔工場の歴史を知る会長のお話には感動を禁じえませんでした。
浅野代表取締役の母、邦子さんが20歳で金箔屋の六男と結婚し、現在の金箔工場を築いた一因はオイルショックだったというのです。
当時、金沢の金箔は高級品とされ、一般の人々が手にすることはありませんでした。
そこで、邦子さんは金沢の金箔を生活の一部として取り入れることのできる商品を開発することに挑戦しました。
最初は苦戦したそうですが、質を高める努力を重ねることで徐々に受け入れられるようになったのだとか。
金箔の現在と未来
金箔は、美しい輝きと高級感があることで知られていますが、現在ではその技術が様々な分野で応用されています。
例えば、お皿や食品、化粧品などに使われています。
金箔を使うことで、商品の価値がさらに高まり、特別な体験を提供することができるのです。
また、金箔工場は時代の変化にも対応しており、新しい技術やデザインの取り入れを行っています。
これからも金箔は進化し続け、私たちの生活に彩りを添えていくことでしょう。