「教育にリスキリングを。西武文理大学教授・服部裕美子の着物物語」

航空業界から教育の世界へ。
服部裕美子さんの着物物語

人生の旅路と着物への愛

皆さん、かつて世界の空を飛び回っていた客室乗務員の方が、今は教育の世界で活躍しているなんて、まるで映画のようなお話ですよね。

服部裕美子さんは、そんな素晴らしいキャリアの持ち主です。
彼女は、日本航空の客室乗務員として、首相専用機を担当し、その華やかな世界で女性の憧れの的でした。
しかし、彼女はその職を離れ、全く新しい教育学の道へ進む決断をしました。

そんな彼女の人生の魅力的な旅路には、常に着物への深い愛情が根付いています。

母から受け継がれた着物の魅力

裕美子さんが着物への愛着を抱くようになったのは、実は母の影響だったそうです。
「母が大の着物好きで、物心ついたころから呉服屋さんにおともをしていました」と彼女は語ります。

母のサポートで、一通りの着物が揃い、職業間もない頃には自分のセンスに合った一枚を誂えるようになりました。
着物は単なる衣服ではなく、工芸の美を感じさせるものであると彼女は言います。
このようにして、彼女は着物を通して「美」を学び、育んできました。

なんとも素敵なエピソードですね。

大胆な行動力と成長

さらに、裕美子さんが着物と向き合う姿勢は本当に素晴らしいです。
彼女の武勇伝の一つに、着物雑誌で見た帯を求めて、京都の工房に直接電話をかけ訪ねるエピソードがあります。

若い女性が一人で工房に訪れるのは珍しかったものの、名匠の優しさに触れながら、まさに運命の帯に出会ったのです。
この行動力は、彼女の次なるステップであるリスキリングへと見事に繋がっていきます。
客室乗務員として世界を回る中で、芸術と歴史への理解を深めたいという思いが強まり、ついに大学への編入を決意しました。

彼女のその勇気と情熱には、多くの人が感銘を受けることでしょう。

再燃した着物愛と新たな挑戦

教育の分野でも素晴らしい成果を収め、子育てをしながら教壇に立ち続けている裕美子さんですが、3年前に次男の成人祝いを契機に、久しぶりに着物への情熱が燃え上がりました。
そして、注目していた着物店を訪れ、新たな付下げを手に入れました。

彼女は色彩やデザインにこだわりを持ち、しっかりと自分の好みを反映させた一枚を見つけたのです。
このようにして、彼女はどんな時でも自分のスタイルを大切にし、着物を楽しんでいます。
彼女の着物に対する姿勢は、私たちにも新しい発見を促してくれることでしょう。

着物と共に生きる素晴らしさ

裕美子さんの話を通じて、私たちは「着物」が単なる服装ではなく、その背後にある歴史や文化を知り、自分自身を表現する手段であることを再認識させられます。
彼女の着物物語は、学び直しの重要性だけでなく、人生のさまざまな舞台での自己発見をも教えてくれます。
今後も彼女がどのように新しい挑戦をしていくのか、着物を通じて交流を深め、共感を呼び起こす存在であり続けてほしいですね。

私たちも彼女のように、自分自身を大切にしながら着物を楽しむ姿勢を見習いたいものです。

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